建築ノート

建築士の勉強・資格試験と実務

二級建築士の勉強ノートをまとめていこうと思う。

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二級建築士の資格試験(学科)は毎年7月の上旬に行われます。

今まで勉強してきた内容を、ノート上で整理してまとめていこうと思う。

 

よく、インプットとアウトプットという言葉を耳にするが、自分なりの言葉や解釈にまとめていくことで、知識は身につきます。

 

分野別にまとめて更新できればと思います。

■目次

 

4つの科目を攻略するためには!?

二級建築士の試験は計画・法規・構造・施工の4つの学科に分かれています。

合計点数100点の振り分け(25点づつ)で構成されており、それぞれの合格ラインが定められています。

※参考合格ライン(毎年微妙に変動します。)

100点満点のうち合計60点がボーダーライン。

1科目の最低合格ラインは13点。

得意不得意はそれぞれ個人の好みによるかと思いますが、法規は点数を稼げる分野と言われています。

例として、計画15・法規25・構造13・施工19=72点

このように1分野が低くてギリギリ点数でも他の分野で稼いで60点を超えていればOKです。

勉強に割く時間は計画的に学習していくことが最終的に大きな分かれ目になります。

 


スタンダード 二級建築士 2021年版

1.計画の学習内容について

まず一科目の計画についての内容は大きく下記の小ジャンルに分かれています。

1.日本建築史

2.西洋・近代建築史

3.環境工学

4.空気汚染・湿温度

5.換気通風・伝熱・結露

6.日照・採光

7.専用住宅・集合住宅

8.音・光・色彩

9.商業建築・公共建築

10.各部の計画

11.住宅生産

12.設備関係

13.防災・消防

14.時事

最後の時事については、個人的に考えて入れた分野です。

近年のニュースや時代の流れで試験に盛り込んでくる、過去問以外の問題。

言わば「新規問題」です。

中々狙って学習することは難しいですが、自分なりに建築に対するアンテナを張っておく必要がある。

 

2.法規の学習内容について

続いて二科目目については下記分野になっております。

1.用語の定義

2.面積・高さの算定

3.確認申請

4.手続き総合

5.天井高・床高・階段

6.採光

7.建築設備

8.構造計算・構造強度

9.耐火建築物

10.防火区画・間仕切り壁

11.避難施設・内装制限

12.道路・敷地

13.用途制限

14.建蔽率・容積率

15.高さ制限

16.日影制限

17.防火・準防火地域

18.建築士法

19.関係法令総合

法規は法令集を持ち込めるので満点を採れる分野です。

しかし、しっかり学習しなければまったくもって不可能です。

なぜかというと、試験内に辞書を素早く引くのは、慣れていないと時間がかかってしまい時間が足りなくなってしまいます。

計算問題と基本的な内容はある程度暗記しておくことが大切だと思います。

 

3.構造の学習内容について

続いて三科目目は構造です。

1.用語と単位・断面の性質

2.応力度・許容応力度

3.力のモーメント・釣合・合成と分解

4.反力

5.静定梁

6.静定ラーメン

7.静定トラスの応力

8.座屈

9.荷重及び外力

10.地盤および基礎

11.木構造

12.補強コンクリートブロック造・壁式鉄筋コンクリート造

13.鉄筋コンクリート構造

14.鉄骨構造

15.構造計画

16.木材

17.コンクリート

18.鋼材・金属

19.その他材料

20.建築材料

構造は計算問題と理解度を深めないと、難しいです。

計算問題は過去問をひたすらこなすことで要領を得ることができます。

あとは公式を暗記することが重要です。

それ以外の問題については、単語それぞれの意味をしっかり理解して学習していくことが大切です。

 

4.施工の学習内容について

最後は施工科目についてです。

1.施工計画・工程管理

2.材料管理・安全管理

3.各種申請手続き・工事管理

4.仮設工事

5.地盤調査・地業・基礎工事

6.鉄筋工事

7.型枠工事

8.コンクリート工事

9.鉄骨工事

10.補強コンクリートブロック工事

11.木工事

12.防水工事・屋根工事

13.左官工事

14.タイル工事

15.塗装工事

16.建具・ガラス工事

17.内装工事・断熱工事

18.設備工事

19.各種工事・改修工事

20.施工用語

21.積算

23.工事請負契約書・仕様書・設計図書

比較的暗記要素が強いですが、細かい数字や施工の内容などをイメージできるかがポイントです。実物をあまり見る機会がない方は、写真や施工図などをネットなどで探しながら見て、学習していくと理解度が高まると思います。

 

過去問の効率の良い学習方法は!?

 

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過去問をひたすら解いていくことが、点数アップにつながります。

3回を目安にまず、過去7年分を集中して解いてみて下さい!

 

1回目・解説をよく見ながら内容を理解してじっくり解いていく。

恐らく時間がかかるかと思いますが、あきらめずしっかり解きましょう。

 

2回目・間違えた部分を集中的にやる。(苦手だと思う分野をメモしておく。)

得意不得意を把握することは重要です。

総合資格が出版している分野別問題集は、弱点を集中的に攻略できるようまとまっているので効率的です。

 

 

www.qualifiedarchitect.work

 

 

3回目・正解以外の選択肢4択の回答すべての意味を考え解けるようにする。

問題はア・イ・ウ・エ・オの5択で出題されます。

正解の回答は解説をみて学習できますが、その他の選択肢も回答・解説を自分なりに回答できるようにできれば1つの問題で5問覚える事ができます。

特に、引っ掛け問題などにやられないよう理解することで点数の取りこぼしを防げます。

まとめ

独学での試験勉強は、自分自身でスケジュール管理が必要です。

モチベージョンを保つためにも、資格学校などで無料のセミナーや模擬試験などが受けられます。

上手く活用して、自分の力試しをしていき学習のマンネリ化を防ぐことも大切でしょう。

一問でも多くひたすら問題を解きながら、参考書などで内容を確認する方が、学習的には効率が良いです。

4教科を上手くまとめながら合格点を目指してください。