建築士資格試験(環境工学)過去問
環境工学における用語に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1 . 実効温度差( ETD )は、「内外温度差」、「日射量」及び「壁や天井等の熱容量の大きい部材による熱的挙動の時間遅れ」を考慮した、熱貫流計算を簡略に行うために使用される仮想の温度差である。
2 . 作用温度( OT )は、空気温度、平均放射温度及び湿度から求められる指標である。
3 . 光束発散度は、発光面、反射面又は透過面のいずれについても、面から発散する単位面積当たりの光束である。
4 . 固体伝搬音( 固体音 )は、建築物の躯体中を伝わる振動により、壁や天井等の表面から空間に放射される音である。
平成27年一級建築士(環境・設備)過去問より
答え・2
作用温度( OT )は効果温度ともいい、人体に対する温熱環境を評価する指標のひとつで、気温・気流・放射の3要素で決まります。